勢いよくツッコミたいタイトルだと思うがまぁちょっと落ち着いて欲しい。
まずはデッキリストを。

・ジェネラル(1)
《ジャスミン・ボリアル/Jasmine Boreal》

・マナ加速・安定化(12)
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
《遥か見/Farseek》
《探検/Explore》
《明日への探索/Search for Tomorrow》
《耕作/Cultivate》
《ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss》
《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》

《繁茂/Wild Growth》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《肥沃な大地/Fertile Ground》
《はびこり/Overgrowth》
《豊かな成長/Abundant Growth》

・除去・疑似除去(12)
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《流刑への道/Path to Exile》
《魂の捕獲Soul Snare/》
《時間の孤立/Temporal Isolation》
《木化/Lignify》
《信仰の足枷/Faith’s Fetters》
《忘却の輪/Oblivion Ring》
《未達への旅/Journey to Nowhere》
《禁固刑/Prison Term》

《ラースの風/Winds of Rath》
《質素な命令/Austere Command》
《謙虚/Humility》

・茶破壊・対策(11)
《解呪/Disenchant》
《帰化/Naturalize》
《浄化の印章/Seal of Cleansing》
《原基の印章/Seal of Primordium》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《塵への帰結/Return to Dust》
《調和スリヴァー/Harmonic Sliver》
《オーラの破片/Aura Shards》
《引き裂く突風/Fracturing Gust》
《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion》
《石のような静寂/Stony Silence》

・エンチャントレス(8)
《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》
《女魔術師の存在/Enchantress’s Presence》
《新緑の女魔術師/Verduran Enchantress》
《メサの女魔術師/Mesa Enchantress》
《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer》
《脱走ドルイド/Fugitive Druid》
《天界の古霊/Celestial Ancient》
《空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throne》

・ひも付きオーラ(4)
《ムチ絹/Whip Silk》
《手かせ/Shackles》
《手の檻/Cage of Hands》
《強制された崇拝/Forced Worship》

・強化オーラ(4)
《怨恨/Rancor》
《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》
《魂の因縁/Spirit Loop》
《大霊の盾/Shield of the Oversoul》

・サーチ(5)
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》
《真の木立ち/Sterling Grove》
《アカデミーの学長/Academy Rector》
《三つの夢/Three Dreams》

・エンチャント回収(3)
《オーラ術師/Auramancer》
《遊牧の民の神話作家/Nomad Mythmaker》
《占い棒使いのシャーマン/Dowsing Shaman》

・その他(7)
《調和/Harmonize》
《重大な落下/Momentous Fall》
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》
《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
《聖なるメサ/Sacred Mesa》
《大地の知識/Earthcraft》

・土地(33)
《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
《活発な野生林/Stirring Wildwood》
《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
《エルフェイムの宮殿/Elfhame Palace》
《サングラスの大草原/Sungrass Prairie》
《セレズニアの聖域/Selesnya Sanctuary》
《灰色革の隠れ家/Graypelt Refuge》
《草原/Grasslands》
《鮮烈な草地/Vivid Meadow》
《セラの聖域/Serra’s Sanctum》
《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
《樹上の村/Treetop Village》
《地盤の際/Tectonic Edge》
《森/Forest》14
《平地/Plains》6

簡単な解説
リストを見てもらえば分かるが、このデッキは所謂エンチャントレスだ。僕の尊敬しているプレイヤーの使っていたEDHデッキから大いに影響を受けて組んだもので、各種エンチャントレスと《ムチ絹/Whip Silk》などの回収能力を持ったオーラでアドバンテージを稼ぐ戦術はその人が良くやっていたプレイングだ。このデッキはその人へのフィーチャーを根本に置いて組まれている。
多くの茶系デッキに速度で負けないようにするため、また凶悪なアドバンテージ装置である置き物を即座に破壊するために茶破壊を多めに積んである。茶破壊は緑白という色が青茶系デッキの速度に対抗する最高の手段だと思っている。

そして一番の問題となるジェネラル選択の理由だが、まず他の有力な緑白レジェンドを見てみよう。
・《サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter》
この色ではかなり強いジェネラルだと思う。応用が効きやすく、組み方次第で色々と悪さが出来る上にコンボパーツにもなる。ただ、このデッキで使うにはクリーチャーが少なすぎる。
・《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
これも強力なジェネラルだ。相手の動きを大きく牽制することができるし、いくつかのコンボの始動も阻止できる。しかし必然的に卓にいる全員の邪魔をすることになるため、除去の的になりやすい。
・《艦長シッセイ/Captain Sisay》
これも有力な緑白ジェネラルだが、このデッキには噛み合っていない。
・《鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons》
5/5飛行というサイズは大型の生物までなら止める事ができるし、呪禁によってオーラを張る時の隙がなくなり、容易に相手を殴り倒す事ができるだろう。だが問題はそのあからさまな攻撃力と除去耐性であり、簡単には着地させてもらえないだろう。最悪の場合デッキボトムに送られてしまうかもしれない。
・《暁まといのクロンド/Krond the Dawn-Clad》
初めてこのカードを見た時は驚いた。まるでウィザーズが僕のデッキに合わせてデザインしたかのようなカードではないか。色、能力の両方があつらえたようにこのデッキにぴったりで、まるで空白の玉座が彼を待っていたかのようだった。だが一つだけ問題がある。それは彼の能力がひどく能動的なもので、さらには「誰に」被害を与えるかが攻撃に参加するまで不明瞭な点だ。それゆえに壊されたくないパーマネントを持っている誰か(誰でも必ず一つくらいはコントロールしているだろう。例えば、ジェネラルとか)は、攻撃に先んじて彼を除去しなければならないのだ。重さと色拘束を何とかして彼を場に出しても、結局殴らせてもらう事は出来ないのである。

こうして見てみると浮き上がってくる問題は、このデッキが「卓の全員をまとめて倒せるほどの圧倒的なパワーを持っているわけではない」という点だ。構成はどちらかと言えば対応型であり、じっくりとチャンスを窺いつつ隙をついてコンボを仕掛けるタイプのデッキである。そういう対応型デッキにとって絶対にしてはならないのは、そう、「ヘイトを稼ぐ」という行為である。他人から目を付けられれば状況は苦しくなるし、こちらに目が向いている間に誰かがコンボを決めてしまうかもしれない。
それらの点を踏まえた結果、絶対にヘイトを稼がないジェネラルとしてこのデッキのトップに座るのは《ジャスミン・ボリアル/Jasmine Boreal》以外にあり得ないのだ。

皆さんも是非バニラクリーチャーをコマンダーに据えてデッキを組んでみると良い。きっと世界が変わるだろう。

コメント

敗綱 喑嘩
2012年6月3日21:37

>《脱走魔術師》
この燦然と輝くバニラは一体………?

yashi
2012年6月3日22:42

舌の根も乾かぬうちにwwwwwwww

社長(魔術)
2012年6月3日22:57

>ななゼロさん
《脱走ドルイド/Fugitive Druid》ですねいつの間に紛れ込んだんだこいつ……。

Mizy/ミズイ
2012年6月21日7:25

EDHの経験が浅いので、考え方とか色々参考になりました。

デッキを生かすようにジェネラルを選ぶ、とはこういうことか…なるほど。
バニラ・ジェネラル、こちらの戦略がばれない間は使えそうですね。

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