※メモした自分の字が読めない上にそもそも私自身のレガシー知識が乏しいので、ミス等多いかと思われますが笑ってスルーして頂ければ幸いです。

33人参加の6回戦と言う大盛況のCCC116thを見事勝ち上がり、決勝卓に辿りついたのは関東圏からの遠征プレイヤーである「べるつ」と「すり」(※敬称略させて頂きます。失礼します)。お互い面識があり、デッキも分かっている様子の二人、果たしてどんなゲーム展開になるのか。この時点でべるつが単独で5-0トップのため二人はIDと言う選択を取るが、あくまでゲームは真剣に行われた。
べるつのデッキは青黒緑のDeedstill。カウンターと除去で盤面を捌きながら全体除去である《破滅的な行為/Pernicious Deed》で場を流し、強力なプレインズウォーカーと《行き詰まり/Standstill》で蓋をして勝つコントロール系ソフトロックとでも言うべきデッキである。それに対してすりが操るのは白緑、「マーヴェリック」と呼ばれる事もある純正ビートダウンで、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》による装備品のシルバーバレットや、《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》の柔軟な土地サーチを駆使して戦うデッキ。メインから投入され、デッキ名にもなっている《北の樹の木霊/Kodama of the North Tree》から凄まじい殺意が感じられる。
コントロール対ビートダウンと言う、MtGの醍醐味とも呼べる見ごたえのある決勝戦となった。

Game1

先手のべるつは初手をキープ。後手であるすりはダブルマリガンからの厳しい戦いを強いられる。べるつがセットした《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》が《不毛の大地/Wasteland》で割られるところからスタートし、ファーストアクションはべるつの《行き詰まり/Standstill》。べるつ側にとっては基本的にはゲームが長引くほど有利となるため、盤面に何も無い状態でのこの動きは有効な牽制策である。返すターン、すりはべるつに3ドローを与えつつ《森の知恵/Sylvan Library》を設置。これさえ置いておけばアドバンテージ面で不利になることは無い。べるつがマナを構えてターンを終え、続くすりはマリガンのディスアドバンテージを軽減しつつ攻め手を用意するため《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》をキャストするが、これには《呪文嵌め/Spell Snare》。次のターン、森の知恵を割るべく設置された《破滅的な行為/Pernicious Deed》は、マナが寝ている隙に出てきた《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》により破壊される。しかしアドバンテージ源を許すわけには行かないべるつは《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》によって森の知恵を破壊した。この隙を突こうとすりは二枚目の石鍛冶を場に出し、《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》をサーチするが、これは召喚酔いが解けないうちに《四肢切断/Dismember》。そして返しのターン、クロッカーの全く居ない場に《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》が着地し、即座に0能力を起動、手札を充実させた。ジェイスに対抗するためにすりがキャストした《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》は《マナ漏出/Mana Leak》でカウンターされ、ジェイス無双が始まる。少しでもプレッシャーをかけようとすりが展開したクリーチャーもDeedによって流され、その間にもジェイスがトップを見ながらロックをかける。剣を持とうとした《極楽鳥/Birds of Paradise》には《恐ろしい死/Ghastly Demise》、べるつのEoTに瞬速キャストした《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》も呪文嵌めで弾かれ、攻め手を失ったすりは投了するのだった。

Game2

お互いサイドボーディングを終えた両者、すりの先攻でスタートした第二ゲームは、1ターン目に《貴族の教主/Noble Hierarch》を場に出す理想的な立ちあがり。べるつがタール坑をセットしてターンを返すと、2ターン目に教主のマナ加速から飛び出して来たのは一枚差しの《トロールの苦行者/Troll Ascetic》。単体除去を多く積むべるつにとっては、呪禁による除去耐性に後押しされた打点が致命的なカードである。べるつはこの呪禁生物をどうにかする手段を引くことが出来ない。続くターンですりは追い打ちをかけるように不毛で《Tropical Island》を割り、さらにサイドから投入された《外科的摘出/Surgical Extraction》がデッキ内の緑マナベースを根絶やしにするべくキャストされる。緑マナが出なくなればデッキの核であるDeedがキャスト出来なくなるため、べるつは仕方なくこれを《Force of Will》。続いて連打されるエルズぺスや《窒息/Choke》は《呪文貫き/Spell Pierce》で打ち消すものの、苦行者のクロックが止まらず、そのまま賛美にバックアップされたトロールがライフを削りきった。

Game3

第三ゲーム、先手のべるつがセットした《Tropical Island》を即座に《不毛の大地/Wasteland》で叩き割るすり。さらに《外科的摘出/Surgical Extraction》をキャスト。べるつのデッキにとっては1ターンキルに近い動きであったが、《渦まく知識/Brainstorm》からの《Force of Will》で一命を取り留める。お互い《不毛の大地/Wasteland》での土地の割り合いが続く中、べるつがクロックとしてキャストした《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》が《剣を鍬に/Swords to Plowshares》で農場送りにされ、すりの《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》は《四肢切断/Dismember》される。暫く続いた膠着状態から先に動いたのはすり。二枚目の外科的摘出を墓地の《Underground Sea》に向けてキャストする。これが通り、べるつのデッキからほとんどの黒マナベースが抜き取られた。除去が怖くなくなったすりは石鍛冶をキャストし、自分の墓地を確認しつつ《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》をサーチ。べるつは残された緑マナから《壌土からの生命/Life from the Loam》で土地を回収するが、盤面に干渉するアクションを取れない。すりは不毛の割り合いによって8/8まで成長した《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を場に出し、一気にべるつのライフを狙おうとする。べるつは瞬唱で四肢切断を再び唱えて石鍛冶を始末しつつ《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》で聖遺をブロック。《壌土からの生命/Life from the Loam》によって工廠を回しつつ時間を稼ごうと試みたが、ダメ押しの《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》が降臨すると、場を片付けざるを得なかった。

決勝エキシビジョンマッチの勝者はすり!
外科的摘出と呪禁が勝利のカギだったようだ。ビートダウンVSコントロールの因縁の対決は、レガシーの環境下においてもエキサイティングなものである。デッキのポテンシャルを最大に生かして戦った両者に拍手を!



未熟な文で表現するにはあまりに劇的な試合でしたが、少しでもその熱が伝われば、と思います。
最後に、快くレポを取ることを許可してくれたべるつさんとすりさん、CCCに参加して頂いた全てのプレイヤーに最大の感謝を。次回以降のCCCレガシースペシャルでもお待ちしております!!

コメント

リア渋
2012年2月14日7:34

デッキリストを更新する際に、CCCのサイトにリンクはらせていただきます。

めそ007
2012年2月14日10:06

カバレージお疲れ様です!
やっぱカバレージいいですねw
見てると書いてもらいたくなるので精進します^^

すり
2012年2月14日10:07

カバレッジお疲れ様です。
おもしろかったです!

anonymous
2012年2月14日10:49

カバレッジお疲れ様です。
熱い対戦が行われていたんですね。
読みごたえもあり、非常に面白かったです。
次回も楽しみにしています。

カントク
2012年2月14日18:11

お疲れ様~
熱の入った長文ありがとう!

べるつ@スタバ
2012年2月14日21:45

カバレッジお疲れ様です!
文字に起こされると嬉しいような恥ずかしいような…w

また取り上げていただけるように頑張ります!

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